西製茶所 / 出雲国の特上玄米茶 リーフ 80g
お湯を注いだ瞬間、パッと香りが広がる炒り玄米と、その香ばしい風味に負けないしっかりとした味わいの一番摘み茶葉。
どちらの原料も、出雲地方で栽培期間中化学合成農薬を使用せず、手間をかけて栽培されたものです。
玄米茶の原料としては少し贅沢ですが、食用に使われる上質なお米を使うことで、格段に香りの高い炒り玄米となります。
一番摘み茶葉の風味を生かすため、浅蒸しし比較的低温でじっくりと仕上げています。
質の高い玄米と茶葉が生み出す豊かな香りをお楽しみください。
リーフタイプで、便利なチャック付きスタンドパック入り。
原材料名 | 緑茶(島根県産)、玄米(島根県産) |
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内容量 | 80g |
製造者 | 西製茶所 |
コタンのブログ記事より
お茶の起源は薬だった
出雲国研修旅行、第一日目の前半戦が、かなり押し気味の中、出雲平野広がる、斐伊川のそばにある、西製茶所に着きました。
出迎えて下さったのは、三代目 西 保夫さん。
スラッと背の高い、さわやかな雰囲気の方でした。
工場の中に入ると、テーブルいっぱいに、ケーキに梨、おすすめの紅茶が用意され、温かいおもてなしを、みんなで、いただきました。
西さんのお茶作りに対する考え方を少し...
『お茶の起源は薬として始まっている。』
薬としてのお茶は、自然のお茶であり、肥培管理したお茶ではなく、化学合成されたものは使用されていなかったはず。
だからこそ、自然の摂理に委ね、茶樹本来の生命力を引き出す事を何より大切に考えてお茶作りに取り組んでいる。
そして、人工的な多肥栽培にはない さわやかな風味と野性味を有し、生命力あふれるお茶を目指している。
そして、「飲んでいただくことにより、人間が本来持っている自然治癒力や生命力を引き出すようなお茶作りを自分のライフワークと考えている」とも。
工場前の茶畑は、主に日本茶にする茶樹だそうで、柔らかそうな茶葉をこっそりとって食べてみました。
口の中にほろ苦さと、お茶のかおりが.ふわっと広がる(当たり前 )。
おいしい。
これ、てんぷらにしたら、絶対にいける‼︎
てんぷらにしたお茶の葉を想像していました。
今は、紅茶にも力を入れているということでした。
そう言えば、コタンに出会って間もない頃、ここには、国産の紅茶がある!それも無農薬の茶葉使用‼︎
紅茶=インドと思っていたので、国産の紅茶があるということに、驚いたことを思い出しました。
1971年(S46)の輸入自由化により、それまで生産されていた国産紅茶は、ほとんど市場から姿を消しました。
西製茶所では、その国産紅茶の復活を願って、1985年より、作り続けているのです。
なんて素敵なんだろう!感動。
西製茶所の、「出雲国の紅茶」は、渋味がなく、香りが良くて、ほんのり甘く、ストレートで、毎日飲める紅茶です。
私は、以前は、コーヒー党で、紅茶は特別な時の飲みものでした。
でも今では、逆転し、毎日常飲するものとして、紅茶の位置付けが、変わりました。
工場の裏手にある、べにふうきの茶畑も、見せていただきました。
五年目の茶樹だそうで、「やっとここまでに、なりました」と。
自然の力に寄り添いながら元気な健康な茶樹を育てる、
「時間はかかるが、虫を追い払うための、農薬は使わない。茶樹を食べる虫を食べてくれる虫は、放します」と、西さん。
力強く、エネルギーみなぎる茶樹が、整然と並んでいました。
その茶畑で、記念撮影をした時のこと、茶樹の間に入って行こうとする私たちに、
「何がいるか、わかりませんよ‼︎‼︎!」と西さん。
それが、また素敵なのです。
茶樹を食べる虫がいて、その虫を食べるテントウムシやカマキリ、くも、蜂がいて、カエルやヘビもいるかも、土の中には、ミミズやオケラ、ダンゴムシ...
それが、当たり前。
当たり前は当たり前だとしても、自然を相手にしていれば、ご苦労の繰り返しのはず。
それを大変なんですとは感じさせない、受け継がれている西さんのお茶作りの在り方が、そこには、ありました。
出雲の国は神の国。
どこへ行っても、穏やかで、深くて、静かな流れを感じます。
今回の研修旅行で、出会った皆様に、深く深く、感謝いたします。
2014.10.9 スタッフ 岡田 純子
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