名刀味噌本舗 / 糀ネクター 150g
名刀味噌本舗 / 糀ネクター 150g
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植物性100%の乳酸発酵甘酒。
岡山県産朝日米で仕込んだ米糀100%の甘酒をすりつぶし、乳酸発酵の力ですっきりフルーティーに。
甘酒には見られない「微発砲」は、夏の季節や食後の楽しみにうってつけです。
砂糖やお米を一切加えない米麹だけの自然な甘味と、果物のような酸味ととろける味わいをお楽しみください。
そのまま飲めるストレートタイプになっています。
ノンアルコール、無添加で、老若男女に喜んでいただける商品です。
原材料名 | 米麹(瀬戸内市産朝日米) |
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内容量 | 150g |
製造者 | 株式会社 名刀味噌本舗 |
おすすめの飲み方
■いろいろな温度で
・しっかり冷やしてストレートで、氷を加えてロックでスッキリ飲むことが出来ます。
・温めると酸味が強く立ちホットレモンのような味わいに。
・袋のまま凍らせて糀シャーベットにしても美味しいです。
糀ネクタースポーツドリンク
[材料]
糀ネクター 1パック
水 150cc
氷 150g
塩(なるべくミネラルの多いもの) 1~2つまみ分
※1つまみは、三つ指でつまむくらいの量
[作り方]
材料を水筒などに入れてかき混ぜるだけ。天然素材のみでつくったスポーツドリンクが出来上がります。
一般的に化学合成されたものよりも吸収がよく、消化器官への負担が少ないと言われています。
お子さんなどにも安心して飲んでいただけます。
塩の量は全体量の0.05%~0.1%くらいが好ましいのですが、なかなか計りづらい量なので、極端に塩が多くなければそこまで塩味を感じません。
名刀味噌本舗より 『糀ネクター』について
この度開発しました「糀ネクター」は、瀬戸内の風土を醸造で表現したものと考えています。
私たちが毎日食べている朝日米の麹と地水のみで蔵に共存している微生物が造り上げた自然発酵甘酒です。
自然発酵は様々な微生物が関与してつくるもので、気候条件や時期によって個性がでてしまいます。
製品の味わいに差異が生じることがありますが、「自然でありのまま」は創業時からの醸造理念です。
味わいの変化を楽しんでいただければ幸いです。
糀ネクターは温度によって有機酸の現れ方が異なり、10℃以下に冷やしてご賞味いただくことをお勧めします。
常温以上になりますと、クエン酸主体の有機酸が刺激的になります。ご注意ください。
使用している朝日米は、循環型農法で栽培されています。一般米のように真白ではありません。
栽培期間中に農薬等を使用しないので、野生虫などが食べてしまい、黒い斑点が米につきます。
もちろん賞味に問題はありません。
よって製品に小さい黒いものがある場合がありますが、米由来ですので安心してご賞味ください。
コタンのブログ記事より
親子三代 引き継がれる伝統と新しく生まれる名品
3月3日 くもり ひな祭り研修
お店の定休日を利用して、岡山県瀬戸内市長船町にある名刀味噌本舗さんへスタッフ一同お邪魔してきました。
作業場に入った第一印象。前にお伺いした時にも感じましたが、建物に入ると心なしか背筋がスッと伸びる。それは、長い年月を物語る古い建物の佇まいがそうさせたのか、それとも蔵付きの菌たちによるものなのかはわかりませんが、とにかく身は引き締まる。そしてこの感覚は、小豆島ヤマロク醤油さんの醤油蔵に入った時にも、同様に感じたことでもありました。
コタン一行を迎えてくださったのは、二代目宣隆さんと三代目の隆平さんと陽平さん。
創業者の初代喜久郎さんは戦後、地元の醤油工場で勤めていて、当時は醤油が飛ぶように売れたそうです。しかし、時代が安定するにつれ大手メーカーの製品に押されて工場は閉鎖してしまう。そこで、醤油工場で身につけた技術をもとに、こうじ屋さんを創業したのが名刀味噌本舗さんの始まりとのことでした。
当時は各家庭がこうじ屋さんに自分とこのお米を持ち込み、麹にしてもらったものでお味噌をつくるのがポピュラーだったとのことでした。なんて豊かで素敵な時代だったのだろう。そして、長船では、昔から醤油を足したひしお麹、甘酒、夏場につくるひなた味噌が良く食べられていたそうです。そこで、初代喜久郎さんは日持ちせず扱いが難しい麹を乾燥させ、誰でも気軽に使える乾燥麹を試行錯誤のうえ開発したそうです。なんと、乾燥麹を商品化させたのは、名刀味噌本舗さんが最初。そしてちょうどその頃、マクロビを推奨する方の目にとまり、健康食品として、乾燥麹が広まっていったそうです。なんやかんやを入れて量産する業者もいる中、名刀味噌ではもちろん、創業から添加物は一度も使ってないよと力強く教えて貰ったところで、お話は二代目から三代目隆平さんへバトンタッチ。
隆平さんには、実際に麹を作っている作業場を見せてもらいました。
麹をつくる箱は約2m四方高さ50cmほどの箱の中で作られています。
その日は残念ながら、仕込み中の麹はなかったので見ることができませんでしたが、目には見えてないけどいい仕事をしてくれている蔵付きの菌たちのただならぬ気配だけは、感じることができました。
(下2枚の写真は以前お邪魔したときのもの)
箱の下には、乾燥させるために温かい空気をおくる年代物の送風機が取り付けられていました。ボイラーの熱量を調整するのもさじ加減ひとつ手動のバルブ。ここには一切デジタル化されたものはなく、作業は全て手作業職人の手の感覚で行われているとのことでした。
先ほど、二代目の話にもでてきた各家庭からお米がもちこまれるのことが、普通だったとありましたが、最近になってその数が増えてきたそうです。そのタイミングを聞いたところ、やはり3.11後から。かなり遠方からも依頼が来ているので大忙しだそうです。さらに続けて『納豆はタブーですか?』と、私のありきたりな質問に、『ここにいてくれている菌たちはとても安定しているので、ちょっとやそっとじゃ負けないから大丈夫!だけど、やっぱりいつのまにか食べないようにはしているんですよ。好きなんですけどね・・』と隆平さん。
ここでも、職人さんのこだわりをキラリ発見しました。
そして最後にお話を伺ったのは、とても良い感じに馴染んだ寺田本家の前掛けをしていた陽平さん。
醸造学を学び、外に出て幅広い分野での醸造を身につけ、最近戻ってこられた陽平さん。そして、ここで陽平さんが戻られてから商品化されるという、まさにちょうど仕込まれていた塩麹をスタッフみんなで味見させて貰いました。一瞬の間を置き・・スタッフ一同驚愕!!!!これはっ別格!!!!!今まで自分で作っていた塩麹はなんだったんだろ。塩分が少なく直接スプーンでなめることができる塩麹。名刀味噌さんの塩分濃度は5%、一般に市販されている塩麹は倍以上であるし、旨みの濃さが全く違う!!!長年の蔵付きの菌がいる作業場で発酵を知り尽くしたお三方が織り成す醸しの技!!まさにここに見たり!!です。すいません興奮しました。でも本当に格別にうまい。しかも、加熱処理をしていないので、麹本来が持っている酵素を生きたまま体へ取り入れることができます。なので商品名は、『生塩麴』。洋平さんのお話によるとどうやら、乳酸菌がポイントとのことだそうです。ちょうど最近異なる分野の醗酵のプロからも、乳酸菌がキモだよ・乳酸菌の時代だよと聞いたばかりだったので、妙に一人大納得。ガッテンボタン押しまくりでした。乳酸発酵により雑菌から食品を守る効果があり、植物性乳酸菌は日本人の体質に合っていて整腸作用がが期待できるといわれています。
陽平さんが戻ってきてくれたから、最高の商品が作ることができたと弟の隆平さん。それを、本当に嬉しそうに黙って聞いている二代目宣隆さん。こんなにも、それぞれの仕事に誇りをもって、お互いを尊敬しあえる家族ってそうはない。名刀味噌本舗さんのおいしさの1番の秘密はこれだと、確信した名刀味噌本舗さんでの研修でした。
宣隆さん陽平さん隆平さん 貴重なお話と時間ありがとうございました。
今度は初代喜久郎さんにもお会いしたいなぁと思いながら作業場を後にするとすぐ、長船の春を見つけました。
2015.3.21 staff 又
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