西製茶所 / 出雲地方産 麦茶 ティーバッグタイプ 250g(10g×25包)
麦秋のころ、黄金色に実った麦の穂が風にそよぐ様は、出雲地方の豊かな自然を感じさせます。
本品は出雲地方で栽培された二条大麦(アサカゴールド)を原料としています。
熟練の窯師が、大麦の爽快な香ばしさと自然な甘みを引き出すようじっくり焙煎しました。
冷やしてのご利用はもちろん、温かい麦茶もより一層香ばしさを楽しんで頂けます。
湿度が高くなりがちな夏季のご利用・保管に対応するため、チャック付き袋を採用しました。
[淹れ方の一例]
1.やかんにお湯を沸かし、1.5リットルにつきティーバッグ1袋を入れます。
2.火はすぐに止めるか、数分煮出してから止めます。
煮出し過ぎは雑味が増え、香味を損ないますのでご注意ください。
3.お好みの濃さになったらティーバッグを取り出してください。
原材料名 | 大麦(島根県産) |
---|---|
内容量 | 250g(10g×25包) |
加工者 | 西製茶所 |
コタンのブログ記事より
お茶の起源は薬だった
出雲国研修旅行、第一日目の前半戦が、かなり押し気味の中、出雲平野広がる、斐伊川のそばにある、西製茶所に着きました。
出迎えて下さったのは、三代目 西 保夫さん。
スラッと背の高い、さわやかな雰囲気の方でした。
工場の中に入ると、テーブルいっぱいに、ケーキに梨、おすすめの紅茶が用意され、温かいおもてなしを、みんなで、いただきました。
西さんのお茶作りに対する考え方を少し...
『お茶の起源は薬として始まっている。』
薬としてのお茶は、自然のお茶であり、肥培管理したお茶ではなく、化学合成されたものは使用されていなかったはず。
だからこそ、自然の摂理に委ね、茶樹本来の生命力を引き出す事を何より大切に考えてお茶作りに取り組んでいる。
そして、人工的な多肥栽培にはない さわやかな風味と野性味を有し、生命力あふれるお茶を目指している。
そして、「飲んでいただくことにより、人間が本来持っている自然治癒力や生命力を引き出すようなお茶作りを自分のライフワークと考えている」とも。
工場前の茶畑は、主に日本茶にする茶樹だそうで、柔らかそうな茶葉をこっそりとって食べてみました。
口の中にほろ苦さと、お茶のかおりが.ふわっと広がる(当たり前 )。
おいしい。
これ、てんぷらにしたら、絶対にいける‼︎
てんぷらにしたお茶の葉を想像していました。
今は、紅茶にも力を入れているということでした。
そう言えば、コタンに出会って間もない頃、ここには、国産の紅茶がある!それも無農薬の茶葉使用‼︎
紅茶=インドと思っていたので、国産の紅茶があるということに、驚いたことを思い出しました。
1971年(S46)の輸入自由化により、それまで生産されていた国産紅茶は、ほとんど市場から姿を消しました。
西製茶所では、その国産紅茶の復活を願って、1985年より、作り続けているのです。
なんて素敵なんだろう!感動。
西製茶所の、「出雲国の紅茶」は、渋味がなく、香りが良くて、ほんのり甘く、ストレートで、毎日飲める紅茶です。
私は、以前は、コーヒー党で、紅茶は特別な時の飲みものでした。
でも今では、逆転し、毎日常飲するものとして、紅茶の位置付けが、変わりました。
工場の裏手にある、べにふうきの茶畑も、見せていただきました。
五年目の茶樹だそうで、「やっとここまでに、なりました」と。
自然の力に寄り添いながら元気な健康な茶樹を育てる、
「時間はかかるが、虫を追い払うための、農薬は使わない。茶樹を食べる虫を食べてくれる虫は、放します」と、西さん。
力強く、エネルギーみなぎる茶樹が、整然と並んでいました。
その茶畑で、記念撮影をした時のこと、茶樹の間に入って行こうとする私たちに、
「何がいるか、わかりませんよ‼︎‼︎!」と西さん。
それが、また素敵なのです。
茶樹を食べる虫がいて、その虫を食べるテントウムシやカマキリ、くも、蜂がいて、カエルやヘビもいるかも、土の中には、ミミズやオケラ、ダンゴムシ...
それが、当たり前。
当たり前は当たり前だとしても、自然を相手にしていれば、ご苦労の繰り返しのはず。
それを大変なんですとは感じさせない、受け継がれている西さんのお茶作りの在り方が、そこには、ありました。
出雲の国は神の国。
どこへ行っても、穏やかで、深くて、静かな流れを感じます。
今回の研修旅行で、出会った皆様に、深く深く、感謝いたします。
2014.10.9 スタッフ 岡田 純子
商品レビュー
この商品に対するご感想をぜひお寄せください。